勉強会速報

「下村満子の生き方塾」は10月31日、東京四谷の「スペース天夢」で、10月勉強会を開きました。村上和雄先生の「生命の暗号」を輪読した後、下村塾長が「松下幸之助と私~出会いから永久(とわ)の別れ」と題して講話しました。この中で下村塾長は「松下さんと私は祖父と孫ぐらいの年齢差があったが、松下さんは思っていることを本音で話してくれました。松下さんの考え方は私と重なる部分が多く、共感し合いました」と当時を回想しました。
 応援団講義が精神科医の香山リカさんが「利他の精神でコロナ禍を乗り切る」と題して行いました。香山さんが強調したのは、ユングの「人生の正午」という言葉でした。人は自我という外から見える自分、こうありたいと願う部分と、くつろいだ時に出る無意識化のじぶんという自己があり、この自我と自己を合わせたものが全体性、すなわち個性であると、指摘。コロナ禍が一段落した今だからこそ、人生の正午の意味をかみしめようとの問いかけは納得いくものでした。
コロナ禍によって、全てが正午を迎えた、との話も同感でした。経済成長すれば物質的には豊かになったけれど、環境破壊は進む一方で、温暖化という怪物を生んでしまった。正午を機に、成長を考え直す。電気の便利さを得るために原発を推進したために安全な暮らしを失った。正午を機に、自然エネルギーにシフトする動きが強まった。コロナはパンデミックだから、先進国だけワクチン接種しても意味がない。貧困ゆえにワクチンを接種できない国の人にワクチンを与えなければ、コロナ禍は長引かせるだけ。自国だけ良ければという考えは通用しない。利他の心が必要だ。このような香山さんの言葉は、塾生やオブザーバーの心を捉えました。

勉強会レポート

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